日蓮聖人のお正月『重須殿女房御書』弘安四年(一二八一)正月五日、六〇歳
『正月の一日は日のはじめ、月の始め、としのはじめ、春の始め。これをもてなす人は月の西より東をさしてみつがごとく、日の東より西へわたりてあきらかなるがごとく、とく(徳)もまさり人にもあいせられ候ふなり。』
正月の元日は、日の始め、月の始め、年の始め、春の始めです。この日を大切にする人は、たとえば月が西から東をさして満ちていくように、日が東から西に渡って照らすように、内には人徳を積み、外には人から愛されるのです。
「なんかいい」を見つけていこう
日常生活の中で自分の感性を発揮して、「なんかいい」と感じるものを見つけていきましょう。明確な理由や説明ができなくてもいいんです。
不安は、生物としての人間が持つ特徴ともいわれます。ホッとするものや安心できる要素を増やして、不安を和らげていきましょう。
令和五年元旦 妙蔵寺